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西の都の物語

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冬が始まるよ♪

月食

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月明かりの中、心を飛ばす。

ふわりと浮いた魂は、小さな世界を離れ、
高みからぼんやりと俯瞰図を描く。

心をさらに高く飛ばす。

その俯瞰された図が小さく小さくなっていく。


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小さくなった俯瞰図はやがて点になる。

高い高い場所で、ふ、と気づく。

今、この眼下に小さく描かれている俯瞰図にとらわれているのではないのか?と。


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再び高い場所へと飛ぶ。

その小さな俯瞰図も消えてしまうくらい高みから覗く。

もう、執着はない。

もう一度俯瞰図を描く。


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しかし、さらに高い場所に飛べば、その世界さえ、小さな点になる。

その点を区別して捉えてることがすでにして執着だとも言える。

俯瞰は、決して、何かから離れることではない。

どれだけ高みにのぼったとしても、同じ事の繰り返しが待っているだけ。

決定的な何かを間違っている。


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何かに執着しないこととは、決して、
高い場所から立ち位置を冷静に把握する、客観性を意味していない。


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月明かりの中で、心を高く飛ばすのではない。

離すのではない。

月明かりの中に、心を溶かすのだ。


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逆説的だけど。

何かに近づけば近づくほど、何かから遠ざかれるんだね。

そして、きっと、逆もまたしかり・・・。

それを、言葉ではなく、肌の感覚で実感する瞬間。


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月明かりに体が包まれる。

瞬間、月の手触りが心に残った。



よーな気がした。

気のせいだけどね。クスクス
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by hot_soul | 2007-08-28 23:59