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西の都の物語

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冬が始まるよ♪

そうだ!奈良へ行こう♪ 2  薬師寺

さて、妄想が長くなってしまったので、ページを変えて。

唐招提寺から、なんとも気持ちの良い一本道を歩いていくと、薬師寺。

薬師寺HP

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素敵♪

何が素敵かって、薬師寺の色!

旅行記の度に言ってる気がするんだけれど、
DAI、なーんか、金箔が剥げ落ちて、すすにまみれて、
色の褪せた、白黒灰色の日本の寺院って、今ひとつ分からないんだよね。

なんていうか、当時の人が、仏像見て、ヘヘーッってなったイメージがないというか。
極彩色の仏殿に、キンキラキンの仏像が輝いて、

OH!GOKURAKU!!

って、感じを体感したいじゃない。
この前行った、中国のお寺さんなんかは、やっぱりまだ極彩色な感じで、
お参りに来る人も、なーんか、えらいエネルギッシュでさ。

日本のお寺さんって、しーんと静まりかえって、

ゴーン

チーン

まかはにゃはらみたー

ポクポクポク

しーん

なむー

‥・‥‥‥‥‥



じゃない。

ま、いーんだけど、もう少し、こう、仏教伝来の頃のワクワク感っつーか、
ドキドキ感っつーか、そういうの感じたいじゃない。

ま、そんなわけで、数年前、伐折羅天をCGで色づけてた
新薬師寺をまわりたかったんだけど、
薬師寺、リアルで極彩色だし。笑

あれ?多分、シルクロード博の後、どっかで一度奈良に来たとき、
薬師寺にきたんだけど、こんなじゃなかったよーな??

でも、素敵♪
これこれ、こういうの見たかったんだよ♪

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                            **


ちょうど、吉祥天女画像を公開していたのでラッキー♪
(1月1日-1月15日 公開)

いやー、なんかすごいねぇ。
これ、描いた人が1200年以上前にいたわけだ。

どういう気持ちで描いたんだろうねぇ…。
どういう吐息で描いたんだろうねぇ…。
どんな筆遣いで色を塗ったんだろうねぇ…。

なんて生々しいんだろう。
1200年の時間が一片に飛んじゃうよ。

天平のざわめき。
変わらぬ空気の冷たさ。
空の色。

そう、1200年前も、この鮮やかさがあったんだよね。
この鮮やかさに胸を躍らせ、祈りを捧げ、
多分、神も仏も、今よりもっと身近に感じて、
今と同じように喜怒哀楽の生活があって…。


                             **


東堂院の聖観音に四天王。
え?こんなに間近で見ていいの?いや、拝ませて頂いていいの?
っていうくらい、間近で見られるんだね。

京都あたりで、奥ーの方に秘仏扱いで引っ込んで、
えー、見えませーん、見えませーん、出てきてくださーい。
出てきてくださーい。
と、言いたくなる仏様とはちと違う。

なんつーぞんざいな。
でも、そのぞんざいさが、生々しい感覚として肌に伝わってくるというか。

四天王さんには、今も、うっすらと色がのっていて、
それがまたすげー。

なんといっても、聖観音、それから、日光月光菩薩のたおやかな背中のライン。
この肉感が、ほんっとにすげー。


よく宗教関係の偶像なんかが、時代が経つにつれ肉感がなくなるじゃない。
神や仏には人間的な肉感は必要なくて、より抽象的なうんちゃらかんちゃらって、
うんちくがついたりする変化。

でも、DAIに言わせると、え?それって技術力の低下じゃねーの?
みたいな部分があんだよね。
技術力と、人間の慈しむ眼差しの喪失。

人間を慈しむための神や仏に目を奪われて、
当の人間から目をそらしてるっつーかさ。
そういうのが、どーもね。
本末転倒に感じるときってあるんだよね。

でも、薬師寺の仏像には、まだ、人間への眼差しが向けられていた匂いがあるというか。
そういう肉感的な部分が、非常に好ましいというか。


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なんていうかなぁ‥。
最近だと、野球界のステロイド問題とかあるじゃない。

もともとなんでステロイドが駄目かっつーと、
長期使用すると、選手の肉体に悪影響があるからで、
そうやって一律、使用をやめようよ、というところで、
それでもやる人がいるから罰則規定なんかがあるわけで。
まあ、出発点は選手を守ることだと思うんだよね。

ところが、ステロイド問題とかニュースとして食いつきがいいから、
ステロイドを使ったとされる選手達が、
マスコミやらなにやらの食い物にされて、責め立てられる。

でもさ、ステロイドを使っちゃいけないっていうのは、
元々選手を守るための規定じゃない。
選手を責めるための規定じゃないじゃない。

だからね、ステロイド問題で選手を攻め立てる姿勢っていうのは、
なんだか違うくねーかー?
と思わないでもないんだよね。

当事者同士でさ、お前、それやったら卑怯やろ!とか言うのはいいと思うの。
でも、外野はあくまで選手を守るためにステロイドの話をするべきじゃない。
なんつーか、それを品性下劣な責め立て方するってのはどーもねぇ‥。

ただ、ステロイドを使ったとされる選手を、
無条件で、使ってねーよな!!と信じる態度もどうだろう?とは思う。
それで、本当に選手を守れるのかどうか。


ま、ちょっと、野球話が長くなったけど、
そういう眼差しの変化がDAI的にどーも苦手で、
奈良の仏像の肉感にはね、
たとえて言うなら、選手を守ろうとした頃の眼差しというか、
そういうのを感じるんだよね。


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さすがに線香は小さかった。笑


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中門から眺めてみました。

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西塔

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東塔

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金堂

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大講堂


いやー、すごい。
本当にすごい。

目をつぶると、そこに天平時代の、これから国をつくるぞ!!
と意気込む人達の息吹が聞こえてきそう。

天武天皇が持統天皇のために作ったってことは、
本当に、今からまさに国造りを始めるぞ!!っていう時代なわけで。

この先、各地の豪族に乗っかる形の大和朝廷は、必死に律令を整えて、

土地や民は俺等天皇家のもんじゃ!!とか言いだして、

ハァ?おま、何言ってんの?キティガイ?

みたいな扱いの元、民衆は

苦役の上に土地まで朝廷のものなんてやってられっか!!と、

土地を離れ、寺社の土地所有は認められたから、
なら、勝手に坊主になってやるわ!!と、行基の元に私度僧が集まり、

やべ、これじゃ、土地も民も天皇家のものにならんY!!
と、土地や民を天皇家のものにするための嘘や方便制度をあの手この手で、
天皇必死だな。藁

って、時代になるんだけれど、

そんなわけで勝手に僧になる人間を減らすために、
僧になる資格制度を作りたくて、鑑真和尚を招へいすんだけど、
鑑真和尚はそんな政治的な動きは知らず、御仏の元、
ただ、ふか~い信仰心を携えて来て下さったわけだ。


でも、この薬師寺にあるのは、そういうgdgdな感じじゃなくて、
ヨーシ、これからだ!!これからだ!!
っていう明るい感じよね。


                          **


あと、興味深いのは、太宰府の観世音寺も、
もともと、この薬師寺と同じレベルの大きさがあったと言われてること。

すげー、昔はこんなんが太宰府にあったんだぁ…。

一応、言い伝えでは天武天皇の兄、
天智天皇が、朝倉で崩御した斉明天皇のために建立を発願したのが、
観世音寺で、でも、完成したのは80年後の746年

この話をどう解釈するか…。
発願したのはいいけれど、天武朝の間は建立できず、
天智系の聖武天皇、光明皇后の時代にやっと建立できた、ととるか、

そんな話は最初からでたらめで、

735年ころ 大宰府発の天然痘が大流行

740年    藤原広嗣の乱 大宰府を襲う 玄ぽうなどを讒訴

745年    玄ぽうが大宰府に左遷され、翌年、広嗣派に暗殺

この辺が、観世音寺建立に関係あるのか、

それとも、この時期、逃避癖のついた妄想家、聖武&光明夫婦の
仏教への深い信心が観世音寺を建てさせたのか…。


なにはともあれ、この薬師寺を見ると、大宰府の姿も想像できるというもの。

いや、しかし、まじで大規模だったんだねぇ…。
今の観世音寺からは、絶対想像できないよね。

本当、スケール感だけは、頭では理解できないというか、
肌で感じないと分からないというか。




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黄金の鐘


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さて、薬師寺から、今度は奈良市内へとLET'S GO!
というわけで、近鉄奈良駅方面に帰ります。

公共交通機関で薬師寺から近鉄奈良方面へ帰る帰り方は3通り。

まず、薬師寺の順路案内通りにまわると、最終的に「興楽門」から出ることになると思います。
興楽門を出て、左に曲がると1分も歩かないうちに、近鉄「西の京」駅
そのまま近鉄で、奈良まで戻るのが一手。

次に、その「西の京」駅前に、奈良交通バスの「西の京駅」があります。
で、DAIはバスのフリーチケットを持っているのでこちらをチョイス。
ただ、いかんせん、このバス停、待ち時間が30分ほどあったりします。
運が良ければすぐに乗り込めるのですが、運が悪いと30分待ち


そんな時は、今来た道を戻って、そのまま興楽門の前をスルーして、
(薬師寺を出てからの説明だと、興楽門を右に曲がることになります。)
3分ほど歩くと、車通りの多い、大きな通りにあたりますので、
そこを左に5秒ほど歩くと、「薬師寺東口」駅です。
西の京駅より、バスの本数が2~3本ほど多い感じです。

奈良交通バス路線マップ PDF マップの上の方が西の京周辺


* ここで大きな車道に出たとき、信号を渡らないで下さい。
   逆サイドのバス停は、当然、奈良から離れていきます。


** バスで奈良に戻るときのおすすめ
まず、薬師寺を出てから、
近鉄「西の京駅」前のバス停「西の京駅」でバスがないかチェックして、
もし、20分以上待つ状態なら、思い切って、
バス停「薬師寺東口駅」まで歩いて行きましょう。


こまかいテクニックですが、上手くいくと、20分ほど時間が稼げますよ♪
時間に制約があるなかの20分は、利用価値大あり。
ちょっとしたゆとりが、旅を楽にします♪
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by hot_soul | 2008-01-20 13:02 | あてのない旅さ♪