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西の都の物語

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冬が始まるよ♪

タッキー来福

あれ?タッキー?

と、のぞき込む着信記録。
随分と久しぶり。

電話は福岡に帰ってから一度したけど。
それも随分前の話だな。

最後に会ったのは‥。
ああ、そうか。
2004年の誕生日だ。
マスターと三人でカラオケ行ってさ。


愛したものは chu-chu Lala♪
みんな壊れる chu-chu Lala♪
だからCoolでいたいのさ 
Oh Yhea! everythig is upside-down!

あ な た そ の も の じ ゃ な い ! 爆 


クスクス


くらえっ!!男の世界
傷めることを 恐れるあまりに 冷たく突き放す愛もあるさ♪

それに対抗したマスターは
きっと愛する人を大切にして知らずに臆病なのね♪

ルパンのテーマをタッチで切り返しやがった。
懐かしい阿吽の呼吸だね。笑



クスクス

そういや、あれがマスターと最後のカラオケだったよねぇ‥。

そういや、マスターが飛び込んで来たカラオケも、タッキーと一緒だったっけ。


                           **


「タッキー、どしたの?」
「DAIちゃん?友達の結婚式で大分にいてさ。福岡から帰るんだけど、仕事だよね。」
「新幹線?飛行機?」
「飛行機、飛行機。」
「じゃ、空港でいい?」
「いいけど、平気?」
「じゃ、空港についたら電話するから。」

さて、と。
歯医者の予約取り消さなくちゃ。
ラッキー。
これが明日だったら、空港に駆け付けられなかったね。


                              **


元気?

で始まる懐かしい、いや、昨日まで会ってた気がするタッキーとの会話。
あの頃、毎晩2時3時まで飲んでたねぇ。
ボトルいってたねぇ。
超人的だったねぇ。
なんて会話。
あの頃マスターの店で過ごしたディープな時間は宝物だね。


「そう言えば、この前、3年振りくらいにマスターの店に行ったの。」
「元気にしてた?」
「変わらないねぇ。店の内装もあのまんま。」
「懐かしいねぇ。クスクス」


「あたしはずっとココにいるから。」
「変わらない場所があるのは、いいことだ。」
「でもね、寂しいんだよ?ずっと来てたお客さんが来なくなったりすると。」
「だろうな‥。」

でもなぁ‥。
マスター、君のおかげで助かる人もいるんだよ、きっと。
変わらない場所があるっていうのは、いいことだ。



知っているものが、ふ、と消えてしまう寂しさ、か。
結構、しんどいんだよな、あれ。
そんな相手のことを考えてしまうんだよな、マスターは。
だから、きっとあのままでいるんだよな。
そう、彼女は優しいんだ。


「しばらく毎日来て下さいね。放っておいたら、あなた、死にそうだから。」


そう。
彼女は優しいんだ。


                               **


「そういや、タッキーと初めて話したのって、2002年の今日だ。」
「え?そうなの?」
「そうそう。秋からしばらく顔を会わせてたんだけど、喋る機会はなくて。」
「えーそうだっけ?」
「で、僕がノブと遊んでる姿を見て話しかけてくれたんだよ。」
「なんで日付まで覚えてるの??」
「クスクス」


                               **


2/18/2002 Mon 人を好きになると言うこと

久しぶりにマスターの店に行って来ました。
7時から午前1時まで。ノブと遊んで楽しかった。
なんかね、このマスターすげえ人の心を読む。
だから、居心地が良い。

好きだ!

ノブと遊んでいたら、他のお客にすげえ褒められた。
「そうだよな、やっぱり、人を否定するのは簡単だけど、肯定しないとね。ありがとう。」
「本当に、DAIさん、すごいよね。私は人を色眼鏡で見る癖がついてるから‥。」

マスター。
誰も信じられなくて、ジョイフルに転がり込んだのは、あの日の俺じゃん。
この店に来なかったら、きっと、人を好きになることを思い出せなかったさ。
あの時のこと、忘れられない。
ずっとずっと応援してるさ、マスター。


他の客が帰って、二人になった時に、ふ、とマスターが呟いた。

「やりたいことと、お店と、両立は、むずかしいんだよ。
親は、このままお店の経営に携わって欲しいんだけど‥。
でも、服は作りたいの。卒業したら、どうしたら良いんだろ。」

「ね、こんな話聞いたからって、店に来なくならないでね。
DAIさんは、気、使いすぎる人だから。」

人の心読むなよな、マスター。
でも、やりたいことがあるなら、まっしぐら、だろ?



                               **


「クスクス」じゃないね。
「クスクス」じゃないんだ。

忘れないさ。
忘れるものか。

人を好きになることを思い出した日。

でも、違う。
そんなことで覚えてるんじゃない。

あの日、マスターは辛い思いをしてカウンターに立っていた。
本当のつらさは会話の中にはなかった。
それを分かってあげられなかった。


「このお乳ね、あたしの赤ちゃんが飲むはずだったの。」


退院したその体で彼女はカウンターに立っていた。
それを気づけなかった。
そんな日。
そんな後悔の一日。
だから、忘れられない。


                              **


「どっちでしょ?

え?

なんでって?

福岡に来たんだよ。

DAIちゃん呼んだら、相変わらず飛んで来てくれてさ。」



「ね、飛んで来たでしょ?」
「本当だ。」
「・・・?なに?」
「マスターがね、あたしが呼んだらDAIさんはどこからでも飛んできてくれるって言うからさ。」
「だってさ・・・」
「じゃ、マスター、平気なの?」
「・・・ごめんね。」
「いや、君に何もなかったら、それでいいんだ。」




「そうそう。

DAIちゃんに代わろうか?」


と、トイレに立って電話を渡すタッキー。
ふふ。
ちょっと、気、使いすぎ。
もう、そういうんじゃないんだけどね。

どうしよ。
二人で話すことはないんだけどなぁ‥。
タッキーと三人で話すことはあっても、さ。

多分、その辺の空気の読み具合はお互い同じ。
そして、空気を読んでるから、という心の言い訳の陰で、
ほんの少しだけ懐かしがってるのも、多分、お互い同じ。

懐かしさの一歩手前で 蘇る苦い思い出に♪

ってか。
ま、DAIは恨みが消えちゃうタチだからあれだけど、
普通は、涙がこぼれるっつーより、きっと、怒りが湧きあふれちゃうんだろうな。苦笑


                              **


「あなた、最近、否定ばっかりするようになったよね。」
「そろそろ年齢的に駄目だしキャラだよ。なんでもありのおいしい役は若者に任せる。」
「なんで?」
「いつまでも自分だけおいしいところ取りはかっこ悪ぃじゃん。」
「そんなものなの??笑」
「じゃね??笑 それに・・‥。甘やかしすぎると相手が壊れちゃうからな。」
「・・・・みんなあなたには甘えちゃうんだよ。」



                              **

「・・・タッキーこの前来たんだよ。」
「ああ、聞いた。3週間くらい前に行ったってね。」
「アハハ、最近じゃないね。年とると時間が経つのはやくてさ。」
「だよな。」
「あたしたち三人・・・だね。」
「ん?」
「あたしたち三人、・・・・・・変な関係だね。」
「ん、ああ、そうだな・・・。」


                             **


寂しい思いをする時間は、少しは減ったのか?
心の傷は、もう、癒えたのか?
君と過ごした時間は、何よりも、大切な時間だ。
君が辛いときは、いつでも飛んでいくから。
お前の方は元気か?
ちゃんと飯喰ってるか?

ちくしょ、やっぱ言えねーや♪

って、違ーう。笑
って、どれも、もう、DAIの言うことじゃないしなぁ‥。


「・・・焼酎。焼酎、まだ出してるのか?」
「?うん、出してるよ。」
「じゃあ、面白い焼酎見つけたら今度送るよ。」
「・・・ありがとう。」
「じゃ、体に気をつけて。」
「あなたもね。」
「あいよー。」


って、なぜ焼酎トークでさようなら。爆
あ、芋か麦か、聞くの忘れた。
っていう問題でもなく。爆爆

・・・マスターの住所、分かっかな。
つか、まだあの名刺あるかな。
あれ、持ってったら、チャイナブルー一杯おごってもらえる約束なんだよな。
つーか、開店記念に一杯無料の名刺なんだよな、あれ。笑


                               **


「僕たち、40歳になっても、きっと会ってるんだろうね。」
「そうそう。温泉とかおいでよ。泊まる場所なら心配いらないからさ。リタイヤ後とかゆっくりと。」
「いいねぇ。」
「今日はありがとね♪」
「こちらこそ。じゃ、体に気をつけて。」
「タッキーこそ♪ ほいじゃね。」


                              **


空港からの帰り道。
この道は夜がいいんだよな・・・。
なんて、考えていたらラジオからBGM

ああ、こんな感じかもな。
よく分からんけど。
今の心境。


「さて、帰ったらみゆきさんに謝らなくちゃね。」
「なに?喧嘩してんの?」
「そそ。珍しくね。大噴火しちゃった。」
「なんで?大体、あなた、怒るとこわいのよ。」
「いや、あの時ほどじゃないんだけど。彼女に秘密があってね。」
「あ~、女には秘密があるからねぇ。でも、あなた、騙したい奴には騙されるって言ってたじゃない。」
「んー、難しいんだよ、それ。そういう役目の奴もいるんだろうけどさ。それだけじゃだめっつーか。」
「あたしで懲りた?」
「あっはっは、それはない。でも、君の声聞いたら、みゆきさんの秘密なんてどーでもよくなっちゃった。」
「どうして?あ、あたしの声聞いて、癒されたんでしょ。」
「いや、それもない。」
「おい!」
「君の嘘に比べたら、みゆきさんの嘘なんて、なんてことはないどーでもいーことだなーって。」
「ガビーン。ちょっと!!どういうことよ!!」
「爆 そういうこと。」
「ひっどくない?それ。」
「マスター」
「ん?」
「ありがと。」
「ちょっと、やめてよね、気持ち悪い。」
「クスクス ほいじゃね。」
「あいよー。早く彼女に謝るんだよー。」
「あいよー。」


クスクス
ありがと、マスター♪
ありがと、タッキー♪                                                     
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by hot_soul | 2008-02-18 21:12 | 記憶の狭間