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西の都の物語

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冬が始まるよ♪

二日市の商店街

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国鉄二日市駅から西鉄二日市駅までちょっとした商店街がある。

なぜか国鉄二日市駅はDAIの中で未だに「国鉄」だ。

数年前タクシーの運転手さんに告げたとき、私も同じですよ、と相づちを打ってくれた。



商店街の中程にちょっとしたビルがあって、中はスーパーになっている。

今は横文字の格好いい名前がついているが、昔は××百貨店と言っていた。

中には改装されておしゃれにしているのに、客がまったくよらず、

商品も切れ切れのスーパーが入っている。



冷蔵庫の電気代ももったいないのか、氷水の桶の中にラムネが置いてある。

レジには70歳を超えているだろうか、一人のおじいさんがヒョロッと立っている。

優しそうな佇まいの方だ。



このビルの上は昔、衣料品や文房具を置いてましたか?

と、遠い昔の記憶を頼りにたずねてみた。

いや、レジの横にあるボロボロのエレベーターを見た瞬間、

ある記憶が蘇ったと言った方が正しい。

おじいさんはずいぶんと嬉しそうに、

ええ、ええ、昔はこのビルの上から下まで、文房具やら衣料品をたくさん置いてましたよ。

と、にこにこと答えてくれた。



昔のことを知っていなさるね。

はぁ、もう随分昔、そう、幼稚園に上がる前だから30年以上昔、母とよく買い物に来ました。

そうですかぁ。

おじいさんはそう言って、嬉しそうににこにことおつりを渡してくれた。

もう少し何か言おうかと思ったのだけれど、会話はそこで途切れた。



店の片隅にはぞんざいに醤油やソースの置いてある休憩スペースがあった。

そこでラムネをいただいた。



ああ、そうだ、このお店でクラウンライターライオンズのパジャマを買ったんだ。

遠い遠い昔の記憶。



店を出ると、醤油屋さんを見つけた。

あれ?ここは何度も通ったことがあるのに醤油屋さんなんてあったっけ?

お店の人に尋ねると、100年以上歴史のある醤油屋さんだという。

全然気がつかなかった・・・。

今度からちょっとくらい値がはってもここの醤油を買うことにしよう。

そんなことを思った。



帰り道に時々買っていた、おいしい饅頭屋さんが消えていた。

え?ついこの間饅頭を買ったのに・・・。

しかし、後に入った不動産屋は、

まるでもう10数年ここに居を構えているかの佇まいを見せていた。
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by hot_soul | 2008-09-03 22:43