タイムトラベルは楽しい
「キミハミライカラキタノカ?」
「それを聞く君は一体誰だ?」
「コノエドウオモウ?」
「いや~、いいよねぇ。なんつーの?このシカとか力強くてさぁ。」
「・・・ソレハウマダ。」
「この角とかすげぇうまく、・・・え?あ、そうそう、馬ね、馬。馬かなぁと思ったんだよね。うん。」
「デ、コノエドウオモウ?」
「こう、シンプルで力強くていいよねぇ。この赤とかすげーいかすっつーか。」
「ソレハチノイロ。」
「・・・・・・。」
「ジョウダンダ。」
「しゃれになってねーよ。どーせ、お前等古代人は略奪とか争いとかばっかしてたんじゃん?」
「ア、コノヤロウ、コダイジンヲバカニスルノカ?」
「いや、別に。他意はないから。なんか野蛮そうじゃん。」
「ナンダコノヤロウ。」
「ほら、そうやってすぐに喧嘩腰じゃんか。」
「コノヤロ!コッチムケ!」
「嫌なこった!後ろ向いたら黄泉に連れてくとか、そういう設定でしょ?っつーか、ここそういう場所なんじゃん?」
「ソンナコトスルカ!!ワタシハコウミエテモメイヨアルコダイジンダ!!」
「本当?」
「ホントホント。」
「古代人の名誉ねぇ。本当かなぁ。」
「ホントホント。」
「やっぱ、やーめた。信じられん。」
「アア、ヤダヤダミライジンハウタグリブカクテ。」
「大丈夫ですか~!!灯りつけましょうか?」
「あ、大丈夫で~す!!今、出ますから。」
「でも、やっぱり、あれは鹿だよなぁ・・・。」
「アレハウマ!ツレテクゾコノヤロウ!!」
by hot_soul
| 2006-08-24 00:40